娘の一歩。

キャリアライター市岡光子が娘の妊娠出産・子育てについて記録するブログです。

多嚢胞性卵巣症候群について〜生理不順だと思ったら病院へ行って欲しい

私は多嚢胞性卵巣症候群です。

 

多嚢胞性卵巣症候群とは、卵細胞を包む卵胞が卵巣の中にたくさんでき、ある程度の大きさにはなるものの、卵巣の中に止まってしまって排卵しづらくなる状態のことです。男性ホルモンが多く出ていたり、他にも色々と症状はあるのですがここでは割愛。気になる方は下記をご参照ください。

mimuro-cl.com

いろいろ調べてみると、この多嚢胞性卵巣は「病気」というより「体質」と捉えた方が良いらしい。

 

ただ、排卵しづらい体質であるということは、状態によっては不妊にもつながります。タレントの矢沢心さんや女優の釈由美子さんもこの多嚢胞性卵巣症候群不妊治療をされていたようです。

 

ameblo.jp

dual.nikkei.co.jp

 

私自身がこの体質であることを知ったのは、21歳の時。

もともと2ヶ月おきに生理がくるような生理不順ではあったものの、4ヶ月ほど生理がこなかったことがあり、何かの病気ではないかと産婦人科を受診して判明しました。

 

将来妊娠を考えているなら、早くから治療を始めれば体質が改善することも多いそう。

 

治療法は複数あり、すぐに妊娠希望か否かによって治療方針は変わります。

ピルやホルモン剤・漢方の服用、体重管理(インスリンが関わっているので太っている人は痩せると効果があるらしい)、ホルモン剤注射、排卵誘発剤の服用・注射など。当時の私は妊娠希望ではなかったのとピルによる血栓が怖かったので、ホルモン剤服用による治療を選択しました。

 

ホルモン剤は生理周期に合わせて1週間分服用するタイプのものを使い、排卵できているかを確認するために基礎体温も計測。私の場合は早くから治療を始めたこと、重度ではなかったこともあり、3か月程度で排卵がきちんとできるようになりました。

 

その後排卵ができるようになったことから治療を一旦止めたのですが、25歳の時再度多嚢胞性卵巣が復活。仕事のストレスなども相まってか再度生理不順になり、ホルモン剤による治療を再開しました。再開した治療でも約3ヶ月程度で排卵が復活し、妊娠に至ることができています。

 

将来妊娠を希望していて、現在生理不順を抱えている方は一度産婦人科で診てもらうことをオススメします。ストレスだけでなく、多嚢胞性卵巣症候群などの病気や体質が隠れているかもしれないからです。産婦人科は妊婦さんが行く病院ではなく、女性なら誰でもかかることができる病院です。生理不順のこともきちんと診てくれるし、妊娠に向けたアドバイスもくれたりするので、かかりつけの内科医だけでなく、かかりつけの産婦人科医もいると安心かもしれません。