娘の一歩。

キャリアライター市岡光子が娘の妊娠出産・子育てについて記録するブログです。

「練馬区の待機児童、実は1000人いる!」って本当?区役所の人に聞いてみた。<<Part3>>

練馬区の待機児童と保育園入園に関して、区役所の方にお話を聞いた結果をまとめています。

 

前回の記事はこちら↓

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3.保育園にどこにも入れなかった時のための対策、どうしたら良い?

 まず、”0歳児クラスを希望している人で保育指数が80ある人については、よほど入りたい保育園を限定しなければ、どこかに入れるのではないか”というのが区の担当者の見解でした。なので、教えてもらったのは「どこにも入れなかった時の対策」ではありません。「どこかしらに入るための対策」として、申し込み時に認可保育園だけでなく、保育ママ、小規模園もいくつか取り混ぜて希望を出すということを教えてもらいました。

 

当初は認可保育園だけで申し込みをしようと思っていたので、このアドバイスは事前にもらっておいて良かったです。見学しなければならない園は増えてしまいましたが(合計35件近い園を見学しました…)、小規模園や保育ママで預けたいところも見つかりました。どこかに引っかかるといいなあ…。

 

ただ、区の担当者からは上記のように教えてもらったものの、申し込み状況はその年によって変わるので、やはりどこにも入れない可能性は否定できません。(練馬区は新たに認可園で700名の定員を増やしますが、増えた分さらに申し込みが殺到することもありえます。)認可園の見学と同時並行で、区外の認証保育所や認可外保育園のリサーチ・見学、仮申し込みも進めています。認可外保育園のリサーチの仕方については下記記事にまとめているので、気になる方はチェックしていただければ…。

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また、小規模園や保育ママに預けることになった場合、2歳児までしか預けることができないため、再び保活をしなければなりません。その際は1歳児で保活をしようと思っています(その方が保育指数が有利になるようなので)。1歳児でどこにも転園できなかった場合、3歳から幼稚園の預かり保育を利用することも視野に入れています。

 

4.申し込み書類に保育園の希望順位を書くけれど、選考に全く関係ないの?

申し込み書類に入園したい園の希望順位を書きますが、保育利用案内には「希望順位と選考は関係ありません」的なことが書いてあります。希望順位と選考が関係ないなら、希望順位書く必要ないよね?と疑問に思ったので、区の担当者に聞いてみました。

 

結論から言うと、「複数の保育園に内定した場合、希望順位の高い方に決定する」という形で希望順位を考慮するそうです。なので、区の担当の方からは「例年の倍率等を加味して戦略的に書くのではなく、本当に入りたい順で希望順位を書いてください」とアドバイスをいただきました。というのも、倍率が低くて入りやすいからという理由で書いて入園した園が、実際に登園を始めみると家から遠くて通うのが大変で転園を希望するようなミスマッチも多く発生しているようなのです。

 

例えばマリエちゃんが保育指数80点で第一希望 A園、第二希望 B園、第三希望 C園という風に入園希望をしたとすると、保育園の入園選考は下記のように行われます。

①各保育園にマリエちゃんがエントリーされる

②各保育園ごとに保育指数等を勘案し、優先順位の高い人から内定する(カッコ内保育指数)

A園=内定:ゆうとくん(82)、マリエちゃん(80)/不承諾:かんちゃん(79)

B園=内定:マリエちゃん(80)、しょうたくん(80)/不承諾:かんちゃん(79)

C園=内定:ゆうとくん(82)/不承諾:マリエちゃん(80)、かんちゃん(79)

③A園とB園に内定したマリエちゃん、希望順位を勘案してA園に入園決定

 

例年倍率が低いという理由で第一希望でエントリーしても、結局のところ保育指数が自分より高い人がたくさんいれば負けてしまいます。大事なのは、見学などをして本当に通わせたい園なのか、通える範囲の園なのかをきちんと見極めることなのだと思います。

 

>>>続く。

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