臍帯辺縁付着で千葉大学医学部附属病院へ転院に。
久々の妊娠記録。
私はもともと実家近くのかかりつけの産婦人科で出産する予定でした。(多嚢胞性卵巣症候群と診断してくれたのもここ。)しかし、20週の時にそのクリニックで受けた検診で「臍帯辺縁付着(さいたいへんえんふちゃく)」が見つかり、院長のすすめで千葉大学医学部附属病院へ転院になりました。
臍帯辺縁付着とは、通常胎盤の中心辺りからついているへその緒が、胎盤の端から赤ちゃんのへそについてしまっている状態のことを指します。赤ちゃんへ栄養を送るには通常の状態が一番効率が良いそうです。そのため、臍帯辺縁付着の場合、赤ちゃんに栄養が十分行き渡らず小さく生まれてくるリスクがあります。また、へその緒のついている位置によっては出産時に赤ちゃんへ酸素が行き渡らず、最悪死に至る可能性もあります。
文章だけだと分かりづらいので、イラストを。↓
ただ、生まれてきてから辺縁付着だったとわかる場合もあり、臍帯辺縁付着だからといって必ず赤ちゃんが危険な状態になるわけではありません。現に私も、娘は3500グラムで生まれてきたし、普通分娩で母子ともに健康に出産することができました。
私が転院したのは、クリニックの院長が慎重に考えてくれたからです。「この状態で出産するには、万が一赤ちゃんが危険な状態になった時にすぐに緊急帝王切開ができる病院の方が良い。自分のところではスタッフが夜間足りなくなるので、緊急時にすぐに手術ができないから。」と。
臍帯辺縁付着なんて、妊娠して初めて知った言葉です。診断を受けた当初は出産がすごく不安でした。ちゃんと赤ちゃんが育ってくれるのか、出産時に死んじゃったりしないか。でも、不安がっていても状態が変わるわけではありません。千葉県内では最高水準の医療が受けられる千葉大学医学部附属病院で出産できるのだから、万が一のことがあってもきっと助けてもらえる。そう信じて、私は「よく食べてよく眠ってストレスを溜めない」。私自身が赤ちゃんにできることをしようと腹をくくることにしました。
千葉大学医学部附属病院での出産の話はまた別な記事でまとめたいと思います。