娘の一歩。

キャリアライター市岡光子が娘の妊娠出産・子育てについて記録するブログです。

毒親の祖母、被害者の実母、私と娘。

娘が生まれてから、実母の発言の中に気になる芽を見つけた。気にしないようにしていたけど、先日の入院騒ぎの中で実両親と喧嘩をして、その一連の騒動の中で確信に変わった。

 

私の母は、毒親の祖母=私、私の母=娘という図式で私たちの関係を投影して見ている。私を通して、私の祖母を見ているように思うのだ。

 

私の祖母はおそらくパーソナリティ障害だ。主張の内容が昨日と今日で正反対のものに変わったり、親しい人との関係を修復不可能なくらいめちゃくちゃにしたり、自分の過去の経歴にすぐバレるような嘘をついたり、その嘘を見破られると激昂したり。およそ普通の心理状態ではないと思う。

 

そして、母はそんな祖母にほとんど虐待と言っていい育て方をされてきた。例えをあげるときりがないけれど、例えば「お前は生まれてくるはずじゃなかった」と小さな頃から言われ続けていたり。ちょっとぐずっただけで冬の真夜中、寒い中を下着姿で外にほっぽり出されたり(当時母は3〜4歳)。何か問題が起こるたびに、母は正論を言ってるにも関わらず悪者にされたり。

 

私の母には、本人は自覚がないようだけど、おそらく幼い頃から受けてきた祖母の仕打ちに対するトラウマがある。

 

で、私の態度が事あるごとにその母のトラウマを刺激するようなのだ。両親と喧嘩した時の私の怒り方と祖母を重ねたり、私が色々考えた上に結論を変えた時も私の対応を祖母の態度豹変と重ね合わせて見てしまったりする。

 

娘が生まれてからは、私の母と娘を投影して見ているので、お前がそんな祖母みたいな態度をとっていると、娘はお前を忖度して怯えて生きるようになる。お前にはうまく育てられないんだ。そんなニュアンスのことを何か問題が起きるたびに言われるようになった。

 

何かあるたびに私は、母のトラウマである祖母と重ね合わせて見られてしまう。昔からなんとなく違和感を感じていたのだが、娘が生まれてから、その違和感の正体がはっきり見えてきて、それが呪いのように感じられて、今とても苦しい。

 

でも、私は私で、娘は娘だ。当たり前だけど、私の母や祖母とは全く違う人格を持って生きている。

 

それをずっと伝えているのだけど、母にはなぜか通じない。私が祖母のようになりつつある(そう母には見えている)ことに、因果を感じるし、ちゃんと性格を矯正してこれなかった自分に責任を感じている、と母に言われてしまった。

 

どうしたら上手く、実の家族と仲良くやれるのだろう。今の私が何を言っても聞いてもらえないし、理解してもらえない。私にはもう打つ手がない。

 

私はずっと不自然な家族の中で生きてきた。

娘にはそんな家族を絶対に経験させたくなくて、今いろんな想いを抱えながら、娘と生きている。娘には、本来の家族の形の中で、いろんな人に自然に愛されながら、幸せに生きていって欲しいのだ。

 

こんなに娘が大好きで、大切に大切に育てているのに、お前は娘をいじめるようになるなんて言われるのは心外でもある。

 

実は先日から、家族関係の問題について、臨床心理士(公認心理師?)の方にカウンセリングを継続してお願いすることにした。私自身が家族というものに対して、モヤモヤするもの、苦手意識を持っていて、30歳になる前にそれらの気持ちを一度棚卸をしたいと思っている。

 

月に一度のカウンセリングなので、長期スパンで整理していかないといけないけれど、問題の糸口が見えるまで、ゆっくり長く付き合っていくしかないなと思う。

 

娘にとって少しでもいいお母さん、大好きなお母さんでいるために。私も今が転機なんだろうなあ。