娘の一歩。

キャリアライター市岡光子が娘の妊娠出産・子育てについて記録するブログです。

自己肯定感が低いということ

私の母は自己肯定感が低い。私の祖母に半分虐待されて育ってきたから、とんでもなく自己肯定感が低い。

 

自己肯定感が低いために、今いる場所から自分で動くことができない。新しい何かをやりたいなと思いはするけど、実際に行動に移したりはしない。以前、子供が仕上がったらパートで個別指導の講師とかやってみようかなと言っていたことがある。でも結局母はやらなかった。

化粧するにもお金がかかるし、外に出るより節約した方がコスパがいいと思ったから、やらないと決めたらしい。でも多分それだけじゃないと思う。家の外に出ると、色々な人と関わることになる。それが億劫になったんだろうなと思う。

 

不安なことがあると、それをどんどん掘り下げて不安を増大させてしまう癖もある。母は自分の実家の時の記憶から雨風が極端に嫌いなのだけど、雨の強い日に少しでも屋根からおかしい音がすると、家が壊れるんじゃないかと半ば発狂に近い感じで不安がる。

 

構築できる人間関係も少ない。周囲の人に変な邪推をして、結局その後の人間関係を続かせることができない。だから母は友達が本当に少ない。親友と呼べるのは、父だけのようだ。

 

私の母は可哀想だと思う。私は母のことが好きだけれど、でも母は時折私のことすら信用できなくなることがあるみたいだ。

 

自己肯定感が低いということは、人生すべてに関わってくる。だから私は、娘の自己肯定感を高めてあげたい。娘には愛情をたくさん注いで、愛されているから大丈夫と思えるようになって欲しい。良い意味で自分が大好きな人間に育って欲しい。

 

子育てに悩んだら、娘が自分を肯定できる生き方ができる方を選ぶ。娘の人生が幸せなものになるように。それだけを願う。